大名に広島風お好み焼きの「好房」ができたのはいつだっただろう? 瞬く間に人気が出て、いつ行っても満席の繁盛店になった。その「好房」から独立したのがここ「こうね」。場所は薬院2丁目で、少し街の中心からは離れているが、こちらも着実にファンを増やし、今では大橋にも店をもっている。
ここへは4人くらいで行くことが多かったので、いつも奥のテーブル席(堀りごたつ式)に座るのだが、きょうはあえてカウンターに。やっぱり鉄板焼きの醍醐味はこのライブ感を味わえるカウンターではなかろうか。そしてスタッフと会話を交わしながらいただけば、食事は一層楽しくなる。
きょうは3人。どれくらい食べられるかな〜。なにせ最後のお好み焼きは必食なので、それが入る胃袋は確保しておかねばならない。そのためには前半戦どれくらい注文するかは実に重要だ。
まずはいつものメキシコから来たサラダ(650円)。餃子の皮を鉄板で焼いたような、タコス生地のようなのが周りに配置され、パリパリの食感を楽しめる。そしてこれも定番、厚切りナスと豚のポンズ(650円)。柚子胡椒かからしが選べるのでぼくらはからしをチョイス。
ジューシーなナスはやけどしないよう注意しながら口に運ばないとえらいことになる。あと、きょうのオススメとして黒板に書いてあったサガリのステーキ(1480円)も。肉々しい牛サガリをステーキソースでいただいた。やっぱ、ここに来たら肉ものはぜひとも食べておきたい。
最後はもちろんお好み焼き。もちとチーズが入ったこうね焼きもうまいんだけど、きょうの腹具合からするとちょっと重たすぎるかもしれないのでイカ天焼き(980円)にした。
広島風独特のイカ天(あのスナック菓子のようなの)を鉄板上で蒸してのせる。そして焼き上げたらこれでもかというネギの洗礼。3人だから2切れずつで実にちょうどいい。焼きそばにも惹かれるんだけど、それを食べたらまた苦しくなってしまうに違いない。大人なぼくらは引き際を知っているのだ。
こうね
福岡市中央区薬院2-18-10KSマンション1階
092-732-3855
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プロフィール
プランニング秀巧社(現シティ情報ふくおか)で広告営業、企画、ムック本の編集などを手がけた後、2000年に独立。まだブログが浸透していない2001年より、ホームページ「外食日記(現ソトメシの友)」を立ち上げたことをきっかけに、テレビ番組のコメンテーターなど各方面でグルメ関連の活動を展開。年間のべ1,000軒の飲食店を渡り歩き、人気グルメ雑誌「ソワニエ」「epi」の創刊時から編集長を務めたほか、うどん店「讃岐うどん大使福岡麺通団」の経営も手がける。
Copyright 2011 ソワニエ編集長 弓削聞平「赤坂散策ブログ」